PX68 のドラグのクリック化は可能か?

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2012年03月17日 22:07

いろいろな事情があり、久しぶりのUP になった。

しかも今回は写真が比較的多くなってしまっている。

説明もわかり辛い部分もあるとは思うので、わからない場合はオレがわかる範囲で答えますので ・・・ 。


ということで早速始めるが、今回のテーマは " PX68 のドラグのクリック化は可能か? " である。








結論から言うと人それぞれの好みもあるが、可能である。

今回、このPX68 のドラグのクリック化のキモはダイワのパーツは使わない。

( 使うのはスプリングワッシャー等の小物? だけ。 )

abu のスタードラグも一部使えるという事だが、今回は敢えてSHIMANO を使ってみる。

今回はオレの持っているリールで対応できたので、それを使っての作業をスタート。

今回の絶対条件としてはスタードラグの直径が Φ20 であること。

これはPX68 のメカニカルブレーキの位置の関係でこれ以上直径の大きいものはメカニカルブレーキに当たってしまう。

その条件の合うモノを探すと ・・・ アルデバランとメタニウムMg とコンクエスト50S が取り敢えず条件をクリアーした。

その他もあるのかもしれないが、先に進まないので今回はこれでチャレンジする。

結論から言うと現時点ではメタニウムMg とコンクエスト50S の純正スタードラグについては取り付けは可能である。

アルデバランはこの後に説明するとして、取り敢えずは加工方法を書いていこうと思う。

その方法とは ・・・
まず始めにする事は ・・・












リールにどれくらいの加工代があるかを確認する。

これを見る限りでは最悪でも本体側のハンドル周りは1mm までは削る事が確認する事ができた。

逆にそれ以上の削り込みは無理だろう。

それを踏まえて次なる確認事項は ・・・









名前がわからないので ・・・ とにかく、この段差の長さは約4.5mm である。

これが後にチョットした問題になる。


それでは先に進める。

ここでメタニウムMg のスタードラグを仮に装着してみる。

実はシマノとダイワのスタードラグのネジ山のピッチとこれに収まるナットの径は同じである。

( しかし、何故かハンドルの部分についてはシマノとダイワとではサイズが違い互換性がない。 )

ここからはシマノとダイワのリールをある程度わかっているという前提で進めさせていただく。








現在はスタードラグ固定ナット を付けてはいない状態である。

よく見てもらえばわかるが、これまた丁度イイカンジでギヤシャフトの位置に来ている。

( ちょうどハンドルが止まる段差とスタードラグの位置がツライチぐらい。 )

スタードラグ固定ナットを付けて再びスタードラグを装着してみると ・・・
















わかり辛いかもしれないが、ステンレスワイヤーの指している部分の隙間ができる。

この隙間が約1mm である。

この隙間を埋めないと都合が悪いのは前の写真を見て入れはわかる筈だ。

そこでスタードラグ固定ナットを削るのだが、実際どれくらいの厚みがあるのかというと ・・・
















4.5mm の厚みがある。

これはアルデバランもコンクエストも同じ厚みである、

しかし大きさが違う為、互換性はない。

で、・・・ どれくらい削るかというと約1mm なのだが今回オレ自身は 3.65mmになるまで削り込んでみた。












削り方としては両面を削る事にしたのが、オレはネジ山をなるべく傷まないようにする為なのだが、人それぞれ考え方があると思うので ・・・ 。


と、ここで少し話を変えるが、アルデバランのスタードラグが一筋縄でいかないかというと ・・・

















ワイヤーが指している部分を見て欲しい。

この凹んだ部分が実はクセモノなのである。

この凹んだ部分の直径は20mm 未満である。

ということはスタードラグはこれ以上奥にはいかないのである。

この凹んだ部分までの距離が約3mm

先ほどでも書いたが、PX68 の名前のわからないこの段差の長さは約4.5mm である。

PX68 の本体側のハンドル周りの削り代は 1mm である。

これでは計算が合わない。

これはスタードラグ固定ナット付けない状態で既にハンドルを付けると不具合が生じるのは目に見えている。

これは ・・・


















Avail のスタードラグでも同じ事が言える。

という理由でクランクハンドル化については、現在他の方法を模索である。


と、そろそろ本題に戻す事にする。

しかしこのままでは何となく違和感があるので微修正をしなくてはいけない。

微修正の方法としては ・・・



















ギヤシャフトにあるドラグワッシャーを一枚抜く。

そして ・・・














 
スプリングワッシャーを一枚抜き、代わりにハンドルとスタードラグの間に平ワッシャーを加えることにする。

これをする事により初期ドラグとMAX ドラグを捨てる事にはなるが、中間ドラグでのドラグ設定は若干広くなっているような感じはしている。

細いラインを使う管釣りにはコレの方が向いているようには思っている。

( バス釣りにはどうだか ・・・ 。)


今回メタニウムMg には多大なる協力をして頂いたため ・・・





















このような形にはなってしまったが、その代わりのパーツは既に注文している。



ということで完成はしたのだが、大変な事に今頃気づいた。

それは ・・・ ダイワ用もしくはアブ用のハンドルがオレの手元には現在無い。

仕方ないので ・・・



















今は2500C のハンドルで取り敢えずはこの場をしのいでる。


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